【豆知識】
「赤き馬は争いを、黒き馬は飢えを携えて来たる。その小さい背に大きな厄災を負わされて…」(ep2) これから起こる現象を予期させるかのような発言。
新約聖書、ヨハネ黙示録によると、赤き馬(に乗った者)は剣を持ち、地上から平和を奪うことを許され、黒い馬(に乗った者)は、天秤をもち大麦やオリーブ、ぶどう酒をそこなうことがないように要求してくる。
白き馬の騎手は、弓矢を持ち冠を与えられて勝利を求めて行こうとしていた。
ここには出てこないが、青き馬に乗った者は『死』と名乗り、争いや飢え、人を殺す権利が与えられていたという。
また見しに、
視
よ、白き馬あり、
之
に乗るもの弓を持ち、かつ
冠冕
を
與
へられ、勝ちて
復
勝たんとて出でゆけり。
かくて赤き馬
來
り、これに乗るもの地より平和を奪ひ取ることと、人をして
互
に殺さしむる事を許され、また
大
なる
劍
を
與
へられたり。
われ見しに、
視
よ、黒き馬あり、之に乗るもの手に
權衡
を持てり。
かくてわれ四つの
活物
の
間
より出づるごとき
聲
を聞けり。曰く『
小麥
五合
は一デナリ。
大麥
一升
五合
は一デナリなり、油と
葡萄酒
とを
害
ふな
』
新約聖書 詩篇付(文語訳) ヨハネ黙示録 第6章より一部抜粋。